はじめに
学校のテストや全国学力調査で、国語と算数の問題で困っている人も多いと思います。
でも安心してください。問題を解くためのコツを覚えれば、きっと点数もよくなるはずです。
ここでは、国語と算数の問題の解き方を、具体的な例を示しながら説明していきます。
◆国語の問題を解くポイント
国語の問題に取り組むときは、次の4つのステップを意識しましょう。
ステップ1:何を聞かれているのかを確認する
問題文をよく読んで、何について答えるのかを見つけます。
大事なところには、線を引いておくと良いでしょう。
例えば、「○○について、筆者の考えを20字以上で書きなさい」という問題なら、○○と「20字以上」に印をつけます。
ステップ2:答えの手がかりを探す
問題文や資料から、答えに使えそうな言葉や文を探します。
「○○について」と聞かれている部分に関係する言葉に線を引き、自分の経験から思いついたことはメモしておきましょう。
ステップ3:答えの文を考える
集めた手がかりを使って、問題で求められていることに合う答えの文を考えます。
メモ用紙などに答えを書いてみて、主語と述語がきちんとつながっているかをチェック。
ポイントを絞って、分かりやすくまとめることが大切ですよ。
ステップ4:解答用紙に書く
メモした答えを見直して、よりよい表現に直したら、解答欄にていねいに書き写します。
最後にもう一度、問題文を読んで、ちゃんと答えになっているか確認しましょう。
例)「携帯電話の使用について、筆者の考えを20字以上で書きなさい」という問題の場合
・筆者の考え→「携帯電話は便利だが、使い方に気をつける必要がある」
・自分の意見→「友達とのやりとりなどに役立てたい」
→「携帯電話は生活を楽にしてくれるが、使いすぎないように気をつけたい。上手につきあっていこうと思う。」(43字)
◆算数の問題を解くポイント
算数の問題に挑戦するときは、次の4つの点に注意してください。
ポイント1:問題で聞かれていることを図にする
問題文の中の数字の関係を、図や線を使って表してみましょう。
何を求めればよいのか、どんな計算が必要なのかが整理できます。
ポイント2:使える公式ややり方を思い出す
問題文のヒントを手がかりに、習ったことのある問題かどうかを考えます。
形の特ちょうや、わり算、速さの問題など、解き方の公式を思い浮かべるのです。
ポイント3:式を立てる
分かったことを使って、数字の式を作ります。
例えば、「1個150円のりんごを3個買うと」といった問題は、150×3で求められます。
言葉で式の意味を説明できるようにしておくと、立式しやすくなりますよ。
ポイント4:計算間違いに気をつける
計算間違いをしないために、単位の変換や、約分ができるかどうかを確認することが大事です。
例えば、「4mの長さのひもを50cmずつに切ると何本できるか」という問題。
4m=400cmなので、400cm÷50cm=8本と、単位を合わせて計算します。
計算のきまりを思い出しながら解くようにしましょう。
例)「1辺が5cmの正方形の面積を求めなさい」
・正方形の面積=一辺×一辺(または、一辺の2乗)
・5cm×5cm=25c㎡(平方センチメートル) (答)
終わりに
どうでしたか?国語と算数、それぞれの問題の解き方のポイントを紹介しました。
問題文や図をよく見て、必要な情報をメモすることが大切だと分かったでしょう。
そして、何を聞かれているのかを意識しながら、一つ一つ順番に考えていけば、きっと答えは見つかるはずです。
あせらずに、ゆっくりチャレンジしてみてくださいね。
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