進級おめでとうございます。
昨年度に引き続き、今年度も担任させていただくことになりました。
みなさんともう1年過ごすことができることを心から嬉しく感じていると同時に、気を引き締めなければ!とも感じています。
今年度もよろしくお願いします。
いよいよ6年生です。
節目となるこの1年を通して、社会に出るための基礎的な力を身につけてほしいと思っています。
そのために、次のような3つの力を身につけてほしいと考えています。
自らの壁にぶつかってもポジティブな言葉をつかって最後までやり抜く力
この1年間、何かの壁にぶつかると思います。
人間関係の壁。自己認識に関する壁。勉強に関する壁。クラブチームなど、学校以外の壁。
このような壁にぶつかっても、それを乗り越えていくことができるような人になってほしいと考えています。
どうしても人間ってネガティブな言葉を使ってしまいがちです。
しかし、そんな言葉を使っていると人は離れていきます。
人間は、言葉による影響を受けるからです。
「めんどくさっ」
「だるっ」
そんな言葉ばかり聞いていると、心が沈んでしまいます。
みなさんには、ポジティブな言葉を使って乗り越えっていってほしいと思います。
- ラッキーだ
- いまはキツイけど、すべて上手くっている
- やればできる
- 自分は周りの人に恵まれている
- 今日も楽しかった
- きっといいことがあるに違いない
- とてもワクワクする
- 前よりはいい。少しずつできるようになってきている。
そのためには、過去の自分と比較して成長を実感することと、自分を信じてくれる周りの人の存在が大切です。
担任として支えていくために、一人ひとりと話をする時間を確保していきたいと考えています。
価値ある問いを見つけ、見通しをもって追究し、プロセスを振り返る力
ChatGPT・Gemini・Claude3・Fireflyなど生成AIが進歩しているこの世界では、考えること自体がAIに移行し始めています。
もしかしたら、みなさんが大人になる頃には、人間が考えて行わなければならない仕事はほとんどなくなっているかもしれません。
その一方で解決すべき問いを見つける力の重要性が高まっています。
また、問題解決のために、やみくもに動いてもうまくいきません。
みなさんには見通しをもって進み、そのプロセスを振り返ることができるようになってほしいと思います。
具体的には、
「みんなで考えたほうがいいことは何だろうか?」
「この問題はどうやって解いたら良さそう?何かに似ている?」
「今日はどんなことができるようになった?」
「今日学んだことは、どんなことに使えそう?」
などの言葉を使ってみなさんの学習をサポートしていきたいと思います。
自分や友だちを大切にし、他者とユーモア豊かにつながり合える力
コロナ禍を通じて、私たちの他者とつながる力が弱まっているという話をニュースで聞いたことがありませんか? 肌感ですが、私も同じように感じています。また、自分や他者の失敗に対して必要以上に厳しくなっているような世間の風潮に対しても危機感を感じています。
昨年度末の通信にも書かせていただいた通り、みなさんは、優しい心をもっています。素晴らしいことです。
この心を失うことがないようにしたいです。
いまもっている優しさに加えて、ユーモアという磨きをかけていきたいと思います。
滑ってもいいです。どんどん冗談を言いましょう。
人を傷つけない笑いを生むことができるようになったら、最高です。
誰かと一緒に楽しい時間を過ごす力は、一生物だと考えています。
この1年間、楽しいことも悩むこともあるかと思います。
後から振り返った時に、よい1年だったと言えるように、一緒に頑張っていきましょう!!
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