必要な情報をすぐに見つけられずに困ったことはありませんか?
私も以前はそうでした。整理整頓が苦手で、自分の机の上やパソコンの中はいつも整理されていない状態でした。
今でも忙しくなってくると机の上が荒れます。笑
この記事では、なぜ今、学校現場で情報の整理整頓が必要なのか、その理由と影響について考えていきます。
1. 学校現場の情報過多問題
近年、学校のICT化が急速に進んでいます。一見便利になったように思えますが、同時に新たな課題も生まれています。
例えば、こんな経験はありませんか?
ファイルサーバーの中には様々な情報が保存されていますが、必要な情報を見つけるのが難しいと感じることがあります。どこに何があるのか、わかりにくい。
これは、多くの教員が日々感じている課題を表しています。
学校にある情報の例を挙げてみましょう:
- 授業の計画や教材
- 学級の時間割
- 特別教室の使用割
- 生徒の成績や生活の記録
- 保護者からの連絡
- 職員会議の内容
- 校務分掌の仕事
- 仕事の見通し
- 研修の資料
- 行事の予定
こう見てみると、私たちは本当にたくさんの情報と日々向き合っていることがわかります。
2. 整理整頓されていない状態がもたらす影響
情報が整理されていないと、どんな問題が起きるでしょうか。
時間の無駄
必要な物を探すのに時間がかかった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。整理整頓が得意な方は別かもしれませんが、学校では多くの方が苦手意識を持っているように思います。
必要な情報を探すのに多くの時間を費やしてしまいます。この「探す時間」は、本来、教育活動や生徒との関わりに使えるはずの貴重な時間です。
コミュニケーションの齟齬
伝えたはずの情報が相手に届いていなかったり、言われていたことを忘れてしまったりすることがあります。このようなコミュニケーションの行き違いは、よく起こりがちですね。
情報が適切に整理・共有されていないと、
教職員間のコミュニケーションにも問題が生じます。
3. 教育の質と教員の働き方改革への影響
情報の整理整頓ができていないことは、直接的に教育の質にも影響を与えます。
例えば
- 過去の指導案や教材、提案文書を見つけられず、結局作る羽目になる
- 生徒の個別の状況や成長の記録が散在し、適切な指導に活かせない
- 校務分掌の引き継ぎが不十分で、学校全体の取り組みの継続性が損なわれる
また、教員の長時間労働が社会問題となる中、情報の整理整頓は働き方改革の重要な要素です。
簡単に言えば、どこに何があるのかがわかる状態を目指しましょう!
この状態を実現することで、業務の効率化が図れ、教員の負担軽減につながります。
まとめ
情報の整理整頓は、単なる「きれい好き」の問題ではありません。
それは、教育の質を向上させ、教員の働き方を改善することにつながります。
子どもたちにより良い学習環境を提供するための重要な要素なのです。
考えてみよう
- あなたの学校で、最も整理が必要な情報は何でしょうか?
- 情報をうまく整理できたら、具体的に何が変わりそうですか?
- 明日から、どんな小さなことから始められそうですか?
ぜひ、同僚の先生方とも話し合ってみてください。きっと新しい気づきがあるはずです。
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