何したの?
日本の工業について学ぶために、TOTOのトイレ(衛生陶器)づくりを取り上げた。
他の企業のものづくりと比較・関連づけをする中で、問いを連続・発展させ、国全体の工業についてつかませた。
学んだことをアウトプットするために、2つの課題に取り組んだ。
- 学習問題について調べてきたことをもとに、レポートにまとめる。
- 自分たちの身の回りにある課題を解決するための工業製品のアイデアを考え、図表や文章にして表現する。
そこに社会科の学習として、価値があるのか?
めっちゃある
と思っています。
- 子どもが主体的に学びを進めていくための単元の設計
- 複数の企業に協力してもらい、社会と教室が繋がった。
- ライブ感のある単元の学習になった
- 地域教材を取り上げたが、指導要領が書いていることを押さえている。
- ICTは道具として使った。
- なんなら紙とペンもめっちゃ使った。
- 子どもたちにとって、今後役立つ可能性の高い調査レポートを作成する能力を育成した。
- 特に学び方については、子どもも教師もがんばった。
実践を通して課題だと感じていることは?
- レポートにまとめる活動については、一生懸命に子どもたちは取り組んでいたが、教師から提示したことにより、子どもにとってはレポートを書く必然性がなかった。
- 社会全体の課題について考える部分が弱いなと感じた。どこが弱いのか?どうすれば良かったのか?ということについては、これから考えを整理していく。
学習指導要領解説 社会編より
(3)我が国の工業生産について、学習の問題を追究・解決する活動を通して、次の事項を身につけることができるよう指導する。
知識・技能
- 我が国では様々な工業生産が行われていることや、国土には工業の盛んな地域が広がっていること及び工業製品は国民生活の向上に重要な役割を果たしていることを理解すること。
- 工業生産に関わる人々は、消費者の需要や社会の変化に対応し、優れた製品を生産するよう様々な工夫や努力をして、工業生産を支えていることを理解すること。
- 貿易や運輸は、原材料の確保や製品の販売などにおいて、工業生産を支える重要な役割を果たしていることを理解すること。
- 地図帳や地球儀、各種の資料で調べ、まとめること。
思考力・判断力・表現力
- 工業の種類、工業の盛んな地域の分布、工業製品の改良などに着目して、工業生産の概要を捉え、工業生産が国民生活に果たす役割を考え、表現すること。
- 製造の工程、工場相互の協力関係、優れた技術などに着目して、その働きを考え、表現すること。
- 交通網の広がり、外国との関わりなどに着目して、貿易や運輸の様子を捉え、それらの役割を考え、表現すること。
授業の実際
【出会う・つかむ段階】社会5 未来をつくり出す工業生産〜TOTOに着目して〜 | Tozaki 前回の記事 R5の県の小社研のテーマとの関連性について 出会う・つかむ段階でのねらい 身近にある様々な工業製品や、昔と今の工業製品の変化に着目して、現在の工業製品は…
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