6年生の算数 線対称

時間小単元目標学習の進め方評価規準
1じゅんび・課題設定・既習事項の理解を確かめる。
・アルファベットの形について調べ、特徴に目をつけて仲間分けする。
・5年「合同な図形」の学習内容を振り返り、理解を確認する。
・アルファベットの形を観察し、折ったり回したりしたときに重なるかどうかを調べ、特徴による分類を行う。
身のまわりにあるものの形に進んで関わり、折ったり回したりする操作を通して形の特徴を調べることができる。
2①線対称
(1/2)
・線対称の意味を理解し、対称の軸で折り重ねたときに重なる点や直線を調べる。・教科書の図形の例を通して、線対称の定義と対称の軸の意味を理解する。
・線対称な図形を折り重ねて、対応する点や線を見つける。
・身のまわりから線対称な形を探し、線対称の理解を深める。
・線対称の意味を理解し、対応する点、線、角を見つけることができる。
・線対称の意味にもとづいて、線対称かどうかを考えたり説明したりすることができる。
3①線対称
(2/2)
・対称の軸に着目し、線対称な図形の性質を調べる。
・線対称な図形の性質を用いて、線対称な図形をかくことができる。
・線対称な図形の辺の長さや角の大きさを調べ、対称の軸を挟んで等しくなることを見つける。
・対称の軸が決まった図形を、線対称な図形に完成させる作図活動を行う。
・対称の軸に着目して、線対称な図形の性質を見いだすことができる。
・線対称な図形を作図することができる。
4-5②点対称・点対称の意味を理解し、対称の中心で回して重ねたときに重なる点や直線を調べる。
・対称の中心に着目し、点対称な図形の性質を調べる。
・点対称な図形の性質を用いて、点対称な図形をかくことができる。
・教科書の図形の例を通して、点対称の定義と対称の中心の意味を理解する。
・点対称な図形を回転させて重ね、対応する点や線を見つける。
・点対称な図形の頂点の位置や辺の向きに着目し、規則性を見つける。
・対称の中心が決まった図形を、点対称な図形に完成させる作図活動を行う。
・点対称の意味を理解し、対応する点、線、角を見つけることができる。
・点対称の意味にもとづいて、点対称かどうかを考えたり説明したりすることができる。
・対称の中心に着目して、点対称な図形の性質を見いだすことができる。
・点対称な図形を作図することができる。
6③多角形と対称・対称性の観点から既習の図形をとらえ直し、対称の軸の数、対称の中心を見つけることができる。・正三角形、正方形、ひし形、正六角形など、既習の多角形を折ったり回したりして、線対称や点対称になるかを調べる。
・対称の軸の数や対称の中心の位置に着目し、多角形の特徴を見つける。
・円についても、対称性を調べる。
・多角形について線対称や点対称かどうかを判断したり、対称の軸や対称の中心を見いだしたりすることができる。
・多角形の対称性をふり返り、対称かどうかに着目して図形の特徴をとらえることのよさに気づき、生活や学習に生かすことができる。
7学びのまとめ・学習内容の理解を確認する。・単元の学習内容を振り返り、「たしかめよう」「ふりかえろう」に取り組み、理解を確認する。
・「やってみよう」に取り組み、学んだことを活用する。
・線対称・点対称の意味や性質について理解していることを確認することができる。
・対称に関わる問題について、数学的に考え判断し表現することができる。
・対称の学習を振り返り、図形を多様な視点から捉えることのよさに気づき、生活や学習に生かそうとすることができる。

第1時「線対称の意味を理解しよう」

線対称とは、図形を線で折ったときに、両側がぴったり重なる性質のことを指します。
その折る線のことを「対称の軸」と呼びます。
教科書のp.10~11を参照しながら、線対称な図形の特徴を理解していきましょう。

📎 つまずきポイント:線対称の定義をしっかりと理解することが重要です。図形を折って重ねたときに、完全に重なることがポイントです。

キーワード:線対称な図形、対称の軸、折る、重なる

第2時「身のまわりの線対称な図形」

線対称の概念をつかんだら、身のまわりにある線対称な図形を探してみましょう。
教科書のp.12~13を参考に、教室や家庭、自然の中から線対称な形を見つけ、ノートに記録します。
日常生活の中に、線対称な図形が数多く存在することに気づかせることが目的です。

📎 つまずきポイント:線対称な図形を見つけるためには、図形の特徴をよく観察する必要があります。図形を折る線をイメージすることが大切です。

キーワード:線対称な図形、観察、身のまわり、記録

第3時「線対称な図形の描き方」

線対称な図形の性質を活用して、実際に図形を描いてみましょう。
教科書のp.14~15の手順を参考に、線対称な三角形や四角形を描きます。
対応する辺の長さや角の大きさに注意しながら、描き方を説明してみましょう。

📎 つまずきポイント:対称の軸から等距離にある点を結ぶことが、線対称な図形を描くコツです。定規とコンパスを正確に使うことが求められます。

キーワード:線対称な図形、作図、辺の長さ、角の大きさ、説明

第4時「点対称の理解」

線対称と似ているけれども異なる対称に、「点対称」があります。
点対称とは、図形をある点を中心に180°回転させたときに、元の図形とぴったり重なる性質のことです。
その回転の中心となる点を「対称の中心」と呼びます。
教科書のp.18~19を参照し、線対称との違いを理解しましょう。

📎 つまずきポイント:点対称では、図形を回転させることがポイントです。対称の中心から各頂点までの距離が等しいことに着目すると理解しやすくなります。

キーワード:点対称な図形、対称の中心、回転、重なる、線対称との違い

第5時「点対称な図形の描き方」

点対称な図形にも、描き方のコツがあります。
教科書のp.20~21の手順を参考に、点対称な図形を描いてみましょう。
対称の中心から各頂点までの距離と、辺の向きに注意することがポイントです。

📎 つまずきポイント:対称の中心から頂点までの距離を正確にとることと、辺の向きを180°回転させることが重要です。

キーワード:点対称な図形、作図、頂点の位置、辺の向き、手順

第6時「多角形と円の対称性」

三角形や四角形以外にも、正多角形や円には対称性があります。
教科書のp.22~23を参考に、正三角形、正方形、正五角形、正六角形、正八角形などの多角形や円を折ったり回転させたりして、対称の軸と対称の中心を見つけていきましょう。
図形によって、対称の軸の数や対称の中心の位置が異なることに着目しましょう。

📎 つまずきポイント:正多角形の対称性を理解するためには、辺の数と対称の軸の数、対称の中心の位置の関係を観察することが大切です。

キーワード:正多角形、円、線対称、点対称、対称の軸、対称の中心

第7時「対称性の活用と振り返り」

これまでの学習で、対称についての理解が深まったことでしょう。
教科書のp.24~25の「たしかめよう」「ふりかえろう」に取り組んで、学習内容を確認し、理解を定着させましょう。
対称性が図形の形を決定するひとつの重要な要素であることを再認識しましょう。
さらに、「やってみよう」に挑戦して、対称の概念を日常生活の中で活用してみましょう。

📎 つまずきポイント:対称性は図形の美しさや調和と深く関わっています。対称の概念を実生活の中で見いだし、活用することで、数学のおもしろさや有用性を実感できるようにすることが大切です。

キーワード:図形の性質、対称性、振り返り、日常への活用

対称についての理解を深め、数学的な見方・考え方を身につけていきましょう。
わからないことがあれば、教科書やノートを見直したり、先生や友だちに質問したりして、積極的に解決していくことが大切です。
対称の学習を通して、論理的思考力と空間認識力を高めていきましょう。

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この記事を書いた人

福岡の小学校教員 8年目 / 社会科の授業にICTを活用 / GEG Chikuhoリーダー /初心者向けICT研修講師/ 福岡社会科教育実践学会・日本教育工学会所属 / WordPressでICT活用術を発信 / 動画編集・デザイン・Web記事作成・論文執筆・楽曲制作も

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