本時の目標
個別フィードバックを手がかりに、明治政府が行った改革の特徴や目的を時代背景と関連付けて考え、表現することができる。
展開
学習活動 | 指導上の留意点 | 評価 |
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1. 導入(5分) | ||
①前時までの学習を振り返る ・前時に書いた「最も重要だと考える明治の改革とその理由」を確認する 【予想される児童の発言】 「私は学制が重要だと書きました」 「私は廃藩置県です」 ②本時のめあてを確認する 「フィードバックをもとに、改革の重要性について時代背景と結びつけて考えよう」 | ・前時の記述を手元に用意させ、本時の学習の見通しがもてるようにする ・めあての中の「時代背景と結びつけて」という部分を強調し、考える方向性を明確にする | |
2. 展開(30分) | ||
①フィードバックの読み取り(5分) ・個別に返されたフィードバックを読み、追加で調べる必要がある内容を確認する 【予想される児童の反応】 「当時の社会の様子についてもっと調べる必要がありそうだ」 「他の改革とのつながりも考えてみよう」 | ・支援が必要な児童には、印刷したフィードバックを渡し、一緒に読み進める ・調べる内容をメモするよう促す | |
②資料での調べ学習(15分) ・教科書や資料集を使って、フィードバックで示された視点から追加調べ学習を行う 【予想される児童の活動】 「五箇条の御誓文と学制の関係を調べてみよう」 「富国強兵について、もう一度詳しく見てみよう」 | ・机間指導を行い、特に【表14】で努力を要する段階の児童を中心に、適切な資料にたどり着けるよう支援する ・教科書のどのページを見ればよいか、具体的に示す | 【知技】 資料から必要な情報を見つけ、改革の内容や目的を理解している(発言・ノート) |
③考えの再構成(10分) ・調べたことをもとに、自分の考えを書き直す 【予想される児童の記述】 「殖産興業は、不平等条約の改正という課題を解決するために重要でした。なぜなら…」 | ・時代背景との関連が明確になるよう、「なぜなら」「その理由は」などの言葉を使うよう助言する ・記述に行き詰まっている児童には、フィードバックの内容を一緒に確認する | 【思判表】 時代背景と関連付けて、改革の重要性を考え、表現している(ノート) |
3. 終末(10分) | ||
①本時の学習を振り返る ・考えが深まった点を振り返りシートに記入する 【予想される児童の記述】 「前は改革の内容だけ書いていたけど、今日は当時の社会の様子と結びつけて考えることができた」 | ・次時の対話活動につながるよう、さらに考えを深めたい点についても記入するよう促す ・特によい気づきがあった児童を指名し、全体で共有する |
準備物
- 個別フィードバックの印刷物
- 座席表
- 教科書
- 資料集
- ワークシート
- 振り返りシート
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