みなさん、「多面的・多角的に考える」という言葉を聞いたことがありますか?
最近先生がよく言っていますよね。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はとても面白くて役立つ考え方なんです。
多面的・多角的に考えるというのは、
ある出来事やモノゴトを、いろいろな方向から見てみることです。
まるで、ダイヤモンドをあちこちから光を当てて見るように、キラキラと輝く新しい発見があるかもしれません。
今日は、この「多面的・多角的に考える」ことについて、みなさんと一緒に学んでいきましょう。
多面的に考えるとは?
「多面的」というのは、たくさんの面があるという意味です。
多面的に考えるとは、ある出来事やモノゴトを、いろいろな側面から見ることです。
例えば、奈良の大仏(東大寺の大仏)について考えてみましょう。
大仏を多面的に見るとは、こんな風に考えることです:
- 政治的な面:なぜ聖武天皇は大仏を造ろうと思ったのかな?
- 経済的な面:大仏を造るのにどれくらいお金がかかったのかな?
- 技術的な面:どうやってこんな大きな仏像を造ったのかな?
- 文化的な面:大仏ができたことで、人々の考え方は変わったのかな?
- 環境的な面:大仏を造るために、自然界にどんな影響があったのかな?
このように、いろいろな面から考えることで、大仏のことをより深く理解することができます。
一つの面だけでなく、たくさんの面から見ることで、新しい発見があるかもしれませんね。
多角的に考えるとは?
「多角的」というのは、たくさんの角度があるという意味です。
多角的に考えるとは、いろいろな立場の人の目線で物事を見ることです。
再び奈良の大仏を例に考えてみましょう。大仏を多角的に見るとは、以下のように考えることです:
- 聖武天皇の目線:「大仏を造ることで、国を安定させたい」
- 農民の目線:「大仏造りの手伝いで、普段の仕事ができるかな」
- 工人の目線:「こんな大きな仏像を造るのは大変だけど、やりがいがあるな」
- 僧侶の目線:「大仏ができれば、もっと多くの人に仏教を広められるかも」
- 外国人の目線:「日本がこんな大きな仏像を造れるなんて、すごい国になったんだな」
このように、いろいろな人の立場になって考えることで、同じ出来事でも人によって受け取り方が違うことがわかります。多角的に考えると、他の人の気持ちを理解する力も育つんです。
なぜ多面的・多角的に考えることが大切なの?
多面的・多角的に考えることには、たくさんの良いところがあります:
- 物事をより深く理解できる
- 新しい発見がある
- 他の人の気持ちを理解できる
- 問題解決の力が育つ
- 創造力が豊かになる
どうやって多面的・多角的に考えるの?
多面的・多角的に考える力は、練習で身につきます。ここでは、いくつかのコツを紹介します:
- 「なぜ?」「どうして?」とたくさん質問する
- 「もし〜だったら?」と想像してみる
- 友達と意見を交換する
- 図や表を使って、考えを整理する
- 本をたくさん読んで、知識を増やす
これらのコツを使って、日常生活の中でも多面的・多角的に考える練習をしてみましょう。例えば、好きな本や映画について、いろいろな角度から考えてみるのも面白いですよ。
まとめ
多面的・多角的に考えるというのは、物事をいろいろな面から見たり、いろいろな人の立場になって考えたりすることです。これは、難しそうに聞こえるかもしれませんが、実は私たちの毎日の生活で使えることです。
今後の歴史学習を通じて、多面的・多角的に考えることができるようになっていきましょう。
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